私たちは、すべての子どもがそれぞれの"Superpower"を持っていると信じています。AHISの使命は、その子ならではの可能性を引き出し、一人ひとりが自分自身の未来を自由に切り拓いていけるよう支えることです。入学選考においても、この考え方を出発点としています。
選考で大切にしていること
入学選考において私たちが最も大切にしているのは、学校のフィロソフィーとご家庭の考え方が同じ方向を向いているかどうかです。AHISが目指す学びのかたちに共感いただき、共に子どもの成長を支えていくことができるかを、選考の中心に据えています。
体験と失敗から学ぶ姿勢
AHISのコアバリューの中に「Hands on」と「Grow from Failure」があります。私たちは、子どもたちが様々な体験を通して学ぶことを重視し、時にはドキドキハラハラするような、少し背伸びした挑戦もできる限り後押ししたいと考えています。
森の中での活動には、擦り傷や転倒がつきものです。それでも、危険を遠ざけるより、高い木に登ることをサポートする学校でありたいと思っています。大人がひやりとするようなサマースクールで人気だった弓矢遊びも、頭ごなしに止めるのではなく、どうすれば安全に遊べるかを子どもたち自身が考え、答えを出すことをサポートする学校でありたいと思っています。子ども同士のケンカも、素晴らしい体験の場だと考えています。どうしてケンカになってしまったのか、どうすれば仲直りできるのかを自分たちで考え、解決策を導き出すことをサポートする学校でありたいと思っています。体験や失敗から子どもたちが学ぶためには、大人が過度に介入しないことが重要だと考えています。
ただし、これは言うは易く行うは難しで、実際の学校現場ではとても難しいことも承知しています。明快な答えのない領域だからこそ、「Hands-on」「Grow from Failure」の理想にどう近づいていくかを、ご家庭と一緒に話し合える関係を築けるかどうかを、選考では重視しています。
多様性を大切にした選考
AHISの5つのコアバリューの一つ「Mash-up」に込めた思いの通り、私たちは様々な観点からのダイバーシティを大切にしています。国籍、人種、民族、文化的背景、宗教、ジェンダーアイデンティティなど、異なる背景を持つ人々が混ざり合い、その中で子どもたちがありのままの自分を見つけていく。そうした環境こそが、AHISが目指す学びの土壌だと考えています。
家庭環境の多様性についても同じ思いを持っており、経済状況にかかわらず門戸を開くために奨学金制度を設けています。入学選考にあたっては、学校全体におけるダイバーシティ・バランスも考慮します。
英語力について
AHISのコアバリュー「Basics First」にあるように、私たちは基礎学力を大切にしています。その基礎の一つが言語です。授業も先生とのコミュニケーションも基本的に英語で行われます。
ELC(K3〜K5)に入学するお子さまについては、入学時点の英語力を特に求めません。日々の環境の中で自然に英語を吸収し、自分の思いを英語で伝えられるようになると考えています。
G1以上のお子さまについては、よりアカデミックな活動が増えていくため、一定のリーディング・ライティングのスキルを求めます。AHISでは専任のEAL(英語学習支援)の教員を配置し、英語を得意としないお子さまもしっかりと習得できるようサポートしていきますが、そのサポート体制の中で責任を持ってお迎えできるかを判断するため、G1以上の選考では現在の英語力を確認させていただきます。確認は、書類やインタビューでのやりとりをもとに行います。
また、多くのインターナショナルスクールとは異なり、AHISでは保護者の方の英語力を入学の必須条件とはしていません。ただし、学校からの連絡は英語を基本とします。その点をご理解いただいた上で、お子さまと一緒に英語を学んでいこうという姿勢でいていただけると嬉しく思います。
レファレンスレター
G1以上の選考では、2通のレファレンスレターをご提出いただきます。これは、お子さまの個性を様々な角度から知りたいと考えているためです。日々最も近くでお子さまを見ている保護者やご親族の方に加え、学校・幼稚園・保育園・学童・習い事の先生など、お子さまをよく知る大人の方々からも、率直なご意見をいただきたいと考えています。レファレンスレターの内容は記入者から学校へ直接ご提出いただき、保護者の方には開示されません。
なお、ELCに入学予定のお子さまについてはレファレンスレターは不要です。
特別なサポートが必要なお子さまへ
AHISは、身体的障害や発達面で特別な配慮を必要とするお子さまについても、できる限り寄り添い、共に学べる環境をつくっていきたいと考えています。一方で、EALと同様に、私たちが責任を持ってお迎えする上で体制上の制約があることも事実です。そのため、選考の過程で丁寧にお話を伺いながら、学校としてどこまでのサポートが可能かを見極めた上で、お迎えできるかを判断させていただきます。
選考プロセスとスケジュール
初年度は入学選考を3ラウンドに分けて実施し、各ラウンドの終了時に結果をご案内します。各ご家庭に出願いただけるのは、3ラウンドのうちいずれか1ラウンドのみです。
各ラウンドでは、書類選考(G1以上はレファレンスレター含む)を通過されたご家庭のみ、対面でのインタビューにお越しいただきます。インタビューは保護者の方とお子さまが同じ部屋で参加する形で行い、先生がお子さま自身の個性やご家庭の教育方針についてお話を伺う場です。点数をつけるような筆記試験やその他のテストは行いません。ありのままの親子の姿でお越しいただければと思います。
すべてのインタビューが終了した後、各ラウンドの最後に結果を一斉にご案内します。各ラウンドではWaitlistとなるご家庭もあります。前述の通り、選考では学校全体・学年ごとのバランスも考慮するため、あるラウンドでWaitlistとなった場合でも、全ラウンドの終了時点で繰り上げ合格となる可能性があります。
合否について
入学の可否に関する最終決定は、学校が単独で行います。選考結果の詳細について、ご家庭に個別にご説明することは差し控えさせていただきます。また、選考委員会は提出いただいた書類やインタビューの内容をもとに慎重に判断を行うため、当該年度における再選考(再面接や再審査)は行いません(翌年度への再出願は可能です)。
再出願について
残念ながら合格に至らなかった場合でも、翌年度以降に改めてご出願いただくことができます。
入学後の在籍について
AHISでは「Basics First」の価値観に基づき、学業面での基礎の定着を大切にしています。ご入学後も、学業の進捗、学びに向かう姿勢、出席状況等を継続的に見守らせていただきます。これらに懸念がある場合は、まず保護者の方と面談の場を持ち、学校とご家庭で支援の方法を検討します。その上で状況が著しく改善しない場合には、進級や次年度以降の在籍をお約束できないことがあります。
出願手続きと個人情報の取り扱いについて
ご出願および選考のプロセスは、保護者ご本人に対応いただきます。入学斡旋業者・エージェント等の第三者を介した出願や、代理人によるお手続きはお受けしておりません。ご提出いただいた個人情報は、入学選考および入学後の学校運営の目的に限って利用し、個人情報保護法(APPI)に則って適切に管理します。
日本国籍のお子さまの就学義務について
AHISは学校教育法第一条に定める「一条校」ではありません。日本国籍のみをお持ちのお子さまがAHISに在籍される場合、お住まいの市区町村の公立学校にも籍を置きながら通われるケースが一般的です。義務教育の履行に関する取り扱いは、最終的にはお住まいの市区町村の教育委員会の判断によりますので、何かご心配がある場合は、居住地の教育委員会にご確認いただきますようお願いいたします。
新しい学校を、共につくる
AHISはまだ生まれたばかりの学校です。教員・スタッフ一同、新しい学校をゼロからつくるというチャレンジに心を躍らせながら、試行錯誤を重ねて準備を進めています。
ご入学いただくご家庭の皆さまにも、この過程をぜひ感じていただき、AHISという学びのコミュニティを一緒につくり上げていく一員として加わっていただけることを、心より願っています。

